
自宅の駐車場、日中は会社に行っているから空いている
来客用に確保しているけど、ほとんど使っていない
昔は使っていた庭の一部が、今はただの空き地になっている
もし、ご自宅にこのような眠っているスペースがあるなら、それは非常にもったいないです。
その「何もない空間」が、実は何もしなくても毎月数万円の副収入を生み出す「資産」に変わる可能性があるとしたら、どうでしょうか。
この記事では、空きスペース活用の新しい選択肢として注目を集める駐車場シェアリングサービス「akippa(アキッパ)」に焦点を当てます。
「駐車場経営なんて、設備投資が大変そう」「知らない人に貸すのはトラブルが心配」といった不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、akippaはそうした従来のイメージを覆す、誰もがスマホ一つで、初期費用ゼロで始められる画期的なサービスといえます。
この記事を最後まで読めば、以下のことが全てわかります。
- akippaの基本的な仕組みとメリット・デメリット
- 具体的な登録手順から収益を最大化するコツ
- オーナーが抱きがちな疑問や不安への回答
あなたも「もったいない」を「嬉しい副収入」に変える第一歩を、この記事と一緒に踏み出してみましょう!
目次
akippa(アキッパ)とは?1分でわかる基本の仕組み

akippaとは、一言でいえば「駐車場の貸したい人(オーナー)」と「駐車場を借りたい人(ユーザー)」をオンラインで繋ぐ、日本最大級の駐車場シェアリングサービスです。
街中のコインパーキングが満車で困った経験はありませんか?イベント会場周辺で駐車場探しに何分も費やしたことは?
akippaは、そうした「駐車場が見つからない」というドライバーの悩みを、個人宅の空きスペースや事業所の空き駐車場などを活用することで解決します。
駐車場の「貸したい人」と「借りたい人」を繋ぐシェアリングサービス

オーナーは、自宅の駐車場や契約している月極駐車場などが空いている時間をakippaに登録するだけで、収益を得ることができます。
一方、ユーザーはWebサイトやアプリから目的地近くの駐車場を事前に予約でき、相場より安く、確実に車を停めることが可能になります。
このwin-winの関係性を構築しているのがakippaのプラットフォームです。
オーナーがやるべきことは最初の登録作業だけで、ユーザーの募集(集客)から予約管理、料金の決済まで、面倒な作業はすべてakippaが代行してくれます。
初期費用・月額費用は完全無料
akippaの最大の特徴は、オーナー側のリスクが限りなくゼロに近いことです。
駐車場経営と聞くと、精算機や看板の設置、地面の舗装など、多額の初期投資が必要なイメージがありますが、akippaではそうした設備投資は一切不要です。
- 登録料:無料
- 月額利用料:無料
- 設備投資:不要
かかる費用は、駐車場が利用された時に、その利用料金の中から所定の手数料が引かれるだけ。
つまり、予約が入らなければオーナーの支出は1円も発生しません。
この「完全成果報酬型」のシステムが、誰でも気軽に始められる理由です。
akippaで駐車場を貸し出す5つのメリット
では、具体的にakippaのオーナーになると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
他の土地活用や副業と比較しながら、5つの大きなメリットを解説します。
メリット1:初期費用ゼロで、スマホだけで始められる手軽さ

前述の通り、akippaは初期費用・月額費用が一切かかりません。必要なのはスマートフォン(またはパソコン)と、貸し出したいスペースだけです。
登録作業もスマホで完結します。駐車場の情報を入力し、数枚の写真を撮ってアップロードするだけ。
最短10分程度で登録申請が完了し、akippaの審査を経て公開されます。
思い立ったその日に、あなたも駐車場オーナーとしての第一歩を踏み出せるのです。特別な知識やスキルは必要なく、まさに「究極の手軽さ」を誇る副業と言えるでしょう。
メリット2:15分単位の短時間や特定の日時だけでも貸し出せる柔軟性
akippaの貸し出し設定は非常に柔軟です。「平日の9時〜17時だけ」「週末だけ」「特定のイベントがある日だけ」といったように、ご自身のライフスタイルに合わせて貸し出す時間を自由に設定できます。
さらに、貸し出し時間は15分単位から設定可能です。
例えば、
- 子供の送り迎えで1時間だけ車を動かす時間
- 買い物に出かける数時間
- 月極駐車場を契約しているが、出張で数日間使わない期間
このような細切れの「空き時間」さえも収益に変えることができます。
アパート経営のように一度貸すと長期間の契約に縛られることもなく、必要な時には自分で使えるという自由度の高さも大きな魅力です。
メリット3:万が一のトラブル時も安心!akippa独自の保険制度

「知らない人に貸して、車をぶつけられたらどうしよう」「家の壁を傷つけられたら…」といった対人・対物のトラブルは、オーナーにとって最も心配な点でしょう。
その点もakippaなら安心です。すべての予約に対して、akippa独自の保険(損害保険ジャパン提供)が自動的に適用されます。
例えば、ユーザーが駐車の際に誤ってオーナーの家の塀や他の車に損害を与えてしまった場合でも、保険でカバーされます。
ユーザーとの間で問題が発生した際も、オーナーが直接やり取りする必要はありません。
24時間365日対応のサポートデスクが間に入ってくれるため、精神的な負担なく安心して駐車場を貸し出すことができます。
メリット4:面倒な集客や金銭のやり取りはakippaが代行
個人で駐車場を貸し出す場合、利用者を見つけるための宣伝活動や、料金の徴収、未払いの督促など、多くの手間が発生します。
akippaに登録すれば、累計会員数410万人(2024年6月時点)を超えるユーザーに向けて、あなたの駐車場が自動的に公開されます。つまり、集客はakippaがすべて行ってくれるのです。
また、料金のやり取りもすべてakippa上のクレジットカード決済で完結します。現地での現金授受は一切なく、「料金を支払ってもらえない」といった金銭トラブルの心配もありません。
予約管理から収益の受け取りまで、すべてシステム化されているため、オーナーは手間をかけずに収益だけを受け取ることができます。
メリット5:自宅だけでなく、月極駐車場の空き時間も活用可能
akippaで貸し出せるのは、自宅の駐車場に限りません。
- 契約している月極駐車場: 通勤で日中は使わない時間帯を貸し出すことで、毎月の駐車場代を節約、あるいはそれ以上の収益を得ることも可能です。(※駐車場の規約で又貸しが禁止されていないか、事前に確認が必要です)
- 所有している空き地: 舗装されていない砂利の土地や、更地のままでも登録可能です。
- 事業所の来客用駐車場: 営業時間外や休業日に使わない駐車スペースを有効活用できます。
このように、様々なタイプの「空きスペース」を収益化できる可能性があります。「うちみたいな場所でも貸せるのかな?」と思ったら、まずは登録してみることをお勧めします。
登録前に知っておきたいakippaのデメリットと注意点
多くのメリットがある一方で、もちろん良いことばかりではありません。登録後に「思っていたのと違った」とならないよう、事前にデメリットや注意点もしっかりと理解しておきましょう。
デメリット1:必ず予約が入るわけではない
akippaに登録すれば、明日からすぐにお金が儲かる、というわけではありません。当然ながら、駐車場の収益は予約が入って初めて発生します。
駐車場の需要は、立地に大きく左右されます。
- 需要が高いエリア: 駅や空港の近く、イベント会場(ドーム、スタジアム、アリーナなど)の周辺、観光地、繁華街など。
- 需要が低いエリア: 周辺に目立った施設がない住宅街、公共交通機関が発達していない地域など。
ただし、需要が低いと思われるエリアでも、近隣で工事があり作業員の駐車スペースが必要になったり、個人の家に親戚が車で集まる際に利用されたりと、意外なニーズが隠れていることもあります。
収益が保証されていない点はデメリットですが、初期費用がかからないため「とりあえず登録して様子を見る」という戦略が取れるのはakippaならではです。
デメリット2:手数料がかかる(収益のシミュレーション)

オーナーの手間を代行してくれる分、当然ながら手数料が発生します。akippaのオーナー手数料は、駐車場利用料(税抜)の46.3%です。
「半分近くも引かれるの?」と高く感じるかもしれませんが、これは集客広告費、決済手数料、サポート体制の維持費、保険料などがすべて含まれた料金です。自分でこれらすべてを賄うことを考えれば、妥当な水準と言えるでしょう。
【収益シミュレーション】 仮に、1日の駐車料金を1,000円(税込)に設定した場合
- 税抜料金:約909円
- akippaへの手数料:909円 × 46.3% = 約421円
- オーナーの収益:909円 - 421円 = 488円
つまり、1,000円の利用で約488円が収益となります。この駐車場が月に15日利用されれば、488円 × 15日 = 7,320円 の副収入になる計算です。料金設定と稼働率が収益の鍵となります。
デメリット3:貸し出し中の出入りが制限される
これは当然のことですが、akippaで貸し出している時間帯は、オーナー自身がその駐車場を使うことはできません。
例えば、「平日の9時〜18時」で貸し出し設定をしている場合、その時間に急に車で出かけたくなっても、予約が入っていれば自分の車を出すことはできません(貸し出し用のスペースと自家用車スペースが別なら問題ありません)。
家族と車を共有している場合は、事前に貸し出す時間帯について相談しておくことが重要です。ライフスタイルをよく考え、無理のない範囲で貸し出しスケジュールを組むようにしましょう。
【簡単3ステップ】akippa駐車場オーナーへの登録方法を解説

akippaの魅力と注意点がわかったところで、いよいよ具体的な登録手順を見ていきましょう。スマートフォンの画面を想定して、3つのステップでわかりやすく解説します。
Step1:無料会員登録とオーナー情報の入力
- 公式サイトへアクセス: まずはakippaの公式サイトにアクセスし、「無料で駐車場を貸し出す」といったボタンから登録ページに進みます。
- アカウント作成: メールアドレスとパスワードを設定し、アカウントを作成します。SNSアカウント(Google, Apple, Yahoo! JAPAN IDなど)と連携して登録することも可能です。
- オーナー情報入力: 氏名、住所、連絡先など、基本的な個人情報を入力します。収益を受け取るための振込先口座情報もここで登録します。
このステップは、一般的なWebサービスの会員登録とほとんど同じです。画面の案内に従って入力すれば、5分もかからずに完了します。
Step2:貸し出す駐車場の情報登録(住所・写真など)
次に、主役となる駐車場の情報を登録していきます。ここはユーザーが予約するかどうかを決める重要なポイントなので、正確かつ丁寧に情報を入力しましょう。
- 駐車場の基本情報: 駐車場の住所、駐車場の種類(平面、機械式、ガレージなど)、貸し出し台数を入力します。
- 駐車場のサイズ: 車幅、全長、高さ、車下、タイヤ幅、重量などを入力します。メジャーで正確に測りましょう。
ここを間違うと、予約したユーザーの車が停められないといったトラブルの原因になります。 - 写真の登録: 駐車場の写真を登録します。
写真はユーザーにとって最も重要な情報源です。最低でも「駐車場の全体像」「前面道路の様子」「駐車スペースのアップ」の3枚は登録しましょう。(詳細は後述の「収益UPのコツ」で解説します)
Step3:料金や貸し出し可能日の設定
最後に、貸し出しのルールとなる料金とスケジュールを設定します。
- 料金設定: 15分単位の料金と、1日最大料金を設定します。料金に悩んだ場合は、akippaが住所や周辺の相場から自動で算出してくれる「推奨料金」を参考にするのがおすすめです。
まずは推奨料金で始めて、予約の入り具合を見ながら調整していくと良いでしょう。 - 貸し出し可能日の設定: カレンダー形式で、貸し出しが可能な曜日や時間帯を設定します。
「毎日」「平日のみ」「土日のみ」といった一括設定も可能ですし、特定の日だけをピンポイントで貸し出すこともできます。 - 公開の申請: すべての情報の入力が終わったら、内容を確認して申請します。
akippaによる審査(通常数日〜1週間程度)が行われ、承認されるとあなたの駐車場がサイト上に公開され、予約受付が開始されます。
もっと収益を上げるには?akippaで稼ぐための3つのコツ

ただ登録するだけでなく、少しの工夫で予約率は大きく変わります。ここでは、ライバル駐車場と差をつけ、収益を最大化するための3つの実践的なコツをご紹介します。
コツ1:魅力的な写真を掲載する(登録すべき写真の撮り方)
ユーザーが予約を決める際、最も重視するのが「写真」です。文字情報だけでは伝わらない「停めやすさ」や「駐車場の雰囲気」を写真でアピールしましょう。最低限、以下のポイントを押さえた写真を複数枚登録することが重要です。
- ① 駐車スペースの全体像: 区画全体がはっきりとわかるように、少し引いた位置から撮影します。白線やブロックなどで区画がわかるようにしましょう。
- ② 周辺の道路状況: 駐車場に面した道路の幅や交通量がわかる写真を掲載します。ユーザーは「スムーズに入出庫できるか」を気にしています。対向車とのすれ違いが可能かどうかが伝わると親切です。
- ③ 目印となる建物や看板: ユーザーが現地で迷わないよう、駐車場周辺の目印(コンビニ、特徴的な建物、自動販売機など)を一緒に写した写真を登録しましょう。
- ④ 障害物の有無: 駐車スペースの周りにある電柱、ブロック塀、植木などがわかるように撮影します。障害物がある場合は、その位置関係がわかる写真を追加すると、ユーザーは安心して予約できます。
写真は必ず明るい昼間に撮影し、水平に構えてクリアに撮ることを心がけましょう。暗くて不鮮明な写真は、それだけで敬遠されてしまいます。
コツ2:周辺の相場を意識した戦略的な料金設定
料金は安ければ良いというものではありません。安すぎると収益が伸び悩みますし、高すぎると予約が入りません。重要なのは「相場感」です。
- akippa内の競合を調査: まずは自分の駐車場と同じエリアにある他のakippa駐車場が、いくらで貸し出しているかをチェックしましょう。
広さや停めやすさを比較し、自分の駐車場の適正価格を探ります。 - 近隣のコインパーキングを調査: コインパーキングはakippaの最大の競合です。
近隣のコインパーキングの料金(最大料金、時間貸し料金)を調べ、それよりも少し割安な価格に設定すると、ユーザーに選ばれやすくなります。 - イベント時の特別料金(ダイナミックプライシング): 近くでコンサートやスポーツの試合、お祭りなどがある日は、駐車場の需要が爆発的に高まります。
そうした「特需」が見込める日は、通常よりも強気な料金設定にすることで、収益を大幅にアップさせることが可能です。
イベントスケジュールを常にチェックし、料金カレンダーをこまめに更新しましょう。
コツ3:貸し出し可能日を柔軟に設定し、機会損失を防ぐ
予約が入るチャンスを逃さないためには、カレンダーの更新が非常に重要です。
- 先の予定まで登録しておく: ユーザーの中には、数週間〜数ヶ月先の予定のために駐車場を予約する人もいます。できるだけ先のスケジュールまで「貸し出し可能」としておくことで、早期の予約を取り込むことができます。
- 急な空き時間もすぐに登録: 「急に今日の午後、予定がなくなった」という場合でも、すぐにスマホからカレンダーを更新すれば、直前の予約が入る可能性があります。こうした細かな更新が、収益の積み上げに繋がります。
「予約が入らないな」と感じたら、まずは料金や写真を見直し、そして貸し出しスケジュールがユーザーのニーズと合っているかを確認してみましょう。
akippaオーナーのよくある質問(Q&A)
最後に、これからakippaオーナーを始める方が抱きがちな疑問について、Q&A形式でお答えします。
Q1. トラブルが起きた時の対応は?
A. オーナー様がユーザーと直接やり取りする必要は一切ありません。物損事故(車や設備の破損など)が発生した場合は、前述の通りakippaの保険が適用されます。
その他のトラブル(無断駐車、時間超過など)についても、まずはakippaのサポートデスクにご連絡ください。専門のスタッフが状況を確認し、適切に対応してくれます。
Q2. 確定申告は必要?税金の扱いはどうなる?
A. akippaで得た収入は、税法上「雑所得」に分類されるのが一般的です。
会社員などの給与所得者の方で、akippaの収入を含む給与以外の所得の合計が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要です。
20万円以下であれば原則として確定申告は不要ですが、住民税の申告は別途必要となる場合があります。税金の扱いは個人の状況によって異なりますので、正確な情報については必ず所轄の税務署や税理士にご確認ください。
Q3. どんな場所でも登録できる?
A. 車が安全に駐車できるスペースであれば、基本的には登録可能です。
ただし、公道にはみ出してしまう場所や、車の乗り入れが著しく困難な場所などは、審査で承認されない場合があります。
舗装されていない砂利の駐車場や、バイク1台分の小さなスペース、軽自動車専用のスペースなどでも、ニーズがあれば収益化できる可能性があります。「こんな場所でも大丈夫かな?」と迷ったら、まずは一度申請してみることをお勧めします。
まとめ:まずは無料登録から!空きスペースを有効活用しよう
今回は、akippaで自宅の空きスペースを収益化する方法について、メリットから登録方法、収益アップのコツまでを網羅的に解説しました。
【akippa活用のポイントおさらい】
- リスクゼロ: 初期費用・月額費用は一切かからず、スマホ一つで始められる。
- 手間いらず: 集客から決済まで、面倒なことはすべてakippaが代行。
- 柔軟性: 15分単位の短時間から、自分の都合に合わせて自由に貸し出せる。
- 安心感: トラブル時も保険とサポートデスクが対応してくれる。
もしあなたの家に使っていない駐車場や空き地があるなら、それはただのスペースではなく、「毎月自動でお金を生み出してくれる小さな不動産」かもしれません。
放置していても何も生まれませんが、akippaに無料登録しておくだけで、ある日突然、予約の通知が届き、それが副収入の第一歩となる可能性があります。
「もったいない」を「嬉しい副収入」に変えるためのアクションは、驚くほど簡単です。まずは公式サイトを覗いて、あなたの空きスペースがどれくらいの収益になる可能性があるのか、確かめてみてはいかがでしょうか。