シンガポールの地下鉄やバス・鉄道に簡単に乗るにはどうしたらいいの?
シンガポールに行く予定だが、EZ-Linkカードが必要と聞いた。
EZ-Linkカードにチャージするのがめんどくさい。
これらの悩みに答えます。
以前から、「シンガポールに行くなら必ずEZ-Linkカードが必要」と言われます。
たしかにぼくが最初にシンガポールを訪れた2019年はEZ-Linkカードか現金しか選択肢がありませんでした。
しかし、今では"コンタクトレス(クレジット)カード"を持っていれば乗車できてしまいます。
EZ-Linkカードにはデメリットが多く、使い勝手が悪いと感じたので、ぼくは"コンタクトレス(クレジット)カード"の利用を勧めています。
本記事では、”EZ-Linkカード”よりも”コンタクトレスカード”を使うべき理由・コンタクトレスカードのメリットについて解説しています。
シンガポールに行く予定の方は必見なので、最後まで読み込んでくださいね。
本記事の信頼性
- 今まで24か国訪問
- 2019年と2024年にシンガポールを観光
- コンタクトレスカードでシンガポールの市内交通を完璧に乗り切った
それではさっそく本題にいきます。
目次
シンガポールのSuica:EZ-Linkカードとは?
まずEZ-Linkカードについて簡単に説明します。
EZ-Linkカードは、シンガポールの交通機関で使えるICカードのこと。
日本でいう「Suica」や「PASMO」などとほぼ同じです。
EZ-Linkカードはシンガポールで長年使われてきたので、メリットも多く、コロナ前はEZ-Linkカードの利用が当たり前でした。
シンガポール:EZ-Linkカードのメリット
- 現金がいらない
- 一回一回チケットを買う必要がなくなる
- 乗車料金が安くなる
- バスにも乗れる
特に最大のメリットは、乗車料金が安くなること。
EZ-Linkカードでは、紙の切符よりも料金設定が安くなっています。
さらに、EZ-Linkカードを使うとバスから電車の乗り継ぎ、電車からバスの乗り継ぎなどを自動的に計算してくれます。
旅行者がいちいち乗り換えを考慮して切符を買うのはほぼ不可能なので、自動で最適化された運賃を払えばいいEZ-Linkカードの方が安くなりますよ。
このため、EZ-Linkカードはシンガポール観光に必須と言われています。
ですが、EZ-Linkカードにもデメリットはあります。
シンガポール:EZ-Linkカードのデメリット
デメリットは以下の4つ。
- 買える場所が限られる
- 購入に手数料がかかる
- チャージしないといけない
- 紛失したらお金は返ってこない
それぞれ解説します。
デメリット1:買える場所が限られる
EZ-Linkカードは地下鉄の駅のチケット売り場やセブンイレブンなどのコンビニエンスストアの一部店舗などでも買うことができます。
しかし、購入できない地下鉄駅やコンビニもあります。またバス車内でも買うことができません。
EZ-Linkカードは買ったりチャージするのが大変です。
デメリット2:購入に手数料がかかる
EZ-Linkカードは購入手数料としてS$5がかかります(約600円)。
しかも日本のICカードと違ってカードを返却しても手数料は返金されません。
旅行で短期間しか使わないことを考えると購入手数料は割高ですよね。
デメリット3:チャージしないといけない
日本のICカードと同様に、EZ-Linkカードもお金をチャージしてから使います。
残高不足になったら、駅の券売機などでいちいちチャージしなくてはなりません。
最初にたくさんチャージをすれば毎回チャージする手間はなくなりますが、シンガポールの公共交通機関は安いのでたくさん残ってしまうリスクがあります。
デメリット4:紛失したらお金は返ってこない
もしEZ-Linkカードを紛失してしまったら、当然ですがチャージしていたお金は返ってきません。
たくさんのお金をチャージしていたら悲惨です。
海外ではスリも多いので、紛失のリスクが高いこともEZ-Linkカードのデメリットの1つ。
以上、EZ-Linkカードのデメリットをまとめると、
- 買える場所が限られる
- 購入に手数料がかかる
- チャージしないといけない
- 紛失のリスクがある
現金払いよりはEZ-Linkカードのほうがいいですが、この後紹介するコンタクトレスカードがあればすべて解決します。
それでは、コンタクトレスカードの解説をします。
シンガポールで使える:コンタクトレス(クレジット)カードとは?
コンタクトレス(カードとは、「Apple Pay」や「VISAタッチ」で決済すること。
特にぼくは「VISAタッチ決済」をおすすめしています。
なぜなら、最近はVISAのクレジットカードを発行すると「VISAタッチ決済」が自動的に付いてくるものも多いから。
日本にいてもカンタンに作れます。
シンガポールで使える:コンタクトレス(クレジット)カードのメリット
メリットは以下の5つ。
- EZ-Linkカード同様に安くなる
- EZ-Linkカードを買わなくてよい
- チャージも購入手数料も不要
- 紛失しても問題なし
- 日本で作れる
それぞれカンタンに解説します。
メリット1:EZ-Linkカード同様に安くなる
先ほど、「現金で地下鉄に乗ると乗り換えの計算が大変、乗車料金の設定が高い」と説明しました。
しかし、コンタクトレスカードを使えば、EZ-Linkカードと同じ価格で地下鉄やバスに乗ることができます。
面倒な計算をする必要なく、「ピッ」するだけで最適な乗車料金が支払われます。
メリット2:EZ-Linkカードを買わなくてよい
コンタクトレス決済は、すでに自分が持っているクレジットカードを使って支払います。
そのため、新たにEZ-Linkカードを買う必要はありません。
EZ-Linkカードが購入できる店舗や駅を探さなくて大丈夫です。
メリット3:チャージも購入手数料も不要
コンタクトレス決済は、使った金額だけが後日請求されます。
そのため、チャージも購入手数料も必要ありません。
EZ-Linkカードを使う場合、返却しても手数料が返ってこなかったり、チャージしすぎて使い切れなかったりと問題もありましたが、コンタクトレスカードなら心配いりません。
メリット4:紛失しても問題なし
コンタクトレスカードは、紛失した場合も安全です。
すぐにクレジットカード会社に連絡すれば、カードを無効にしてもらうことができます。
もし連絡が遅くなってしまっても、悪用された分は全額返金されますよ。
このように、コンタクトレスカードは紛失のリスクがほぼゼロ。
メリット5:日本で作れる
日本語の通じない現地でEZ-Linkカードを作るのは不安になりませんか?
コンタクトレスカードはクレジットカードを申し込むだけなので、事前に日本で作れることがメリットの1つ。
現地で手間がかからずに済みますね。
オススメのコンタクトレスカードについては、後述します。
以上がメリットの5つでした。
一方、コンタクトレスカードのデメリットはあまり思いつきませんが、
強いて言えば「いくら払ったのかすぐには分かりにくい」ということでしょうか。
シンガポールでは、日本の改札のように使った金額が表示されません。
しかし、クレジットカード決済なので後日明細で確認が可能です。
それでもすぐに明細を確認したい方はSimplyGoというアプリを入れれば解決です。
SimplyGoにシンガポールで利用するクレジットカードを登録すれば、支払った運賃を即時確認することができます。
(すぐ知らなくてもいいという方は面倒なだけなので登録しなくてOK)
続いて、オススメのコンタクトレスカードを紹介します。
(もちろん、すでに「VISAタッチ決済」ができるクレジットカードを持っているなら、それでも問題ありません)
シンガポールで使える:おすすめのコンタクトレス(クレジット)カード
コンタクトレス決済ができるクレジットカードは、ずばり「エポスカード」がオススメです。
ぼくもシンガポールにいるときはエポスカードをずっと使っていました。
おすすめな理由は、「VISAタッチ」としてコンタクトレス決済が使えるだけでなく、海外旅行損害保険も付いてくるから。
エポスカードを持っているだけで、病気やケガ、物を無くした際に保険金が受け取れます。
保険の詳細は以下のとおり。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 3,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
エポスカードさえあれば、わざわざ高い海外旅行保険に入らずに済みます。
年会費も無料なので、海外に行く際には事前にエポスカードを申し込んでおきましょう。
※店頭受け取りにすれば、旅行日が迫っていても即日発行できます。
ちなみに下のリンクからエポスカードを発行すると、2,000円が特典でもらえてさらにお得ですよ。
≫エポスカードの申し込みはコチラ
(ここからの入会で2,000円ゲット!)
※ただし、公式サイトにも「特典内容が予告なく変更になる場合がございます。」と載っているように特典の減額やキャンペーン自体がなくなってしまう恐れもあるので早めに申し込むのがよいです。
下の記事では、エポスカードのレビューをしているので合わせて読んでみると◎。
シンガポール:コンタクトレス(クレジット)カードでの乗車方法
シンガポール:地下鉄(MRT)
下の画像の白い部分(VISAのマークあり)にカードをタッチして改札内に入ります。
改札に入るとき・改札から出るときの2回タッチすることが必要です。
シンガポール:バス
前方のドアから乗車。
入り口付近にある読み取り機にカードをタッチ。
降りるときは後ろのドアから。降車時も読み取り機にカードをタッチします。
まとめ:シンガポールの地下鉄・バス・鉄道はEZ-Linkでなくコンタクトレス(クレジット)カードを使おう!
シンガポールでは従来からEZ-LinkカードというICカードが存在していました。
しかし、2020年頃から利用できるようになったコンタクトレス(クレジット)カードを利用する方が圧倒的に便利でお得。
コンタクトカードのメリットは以下の5つでした。
- EZ-Linkカード同様に安くなる
- EZ-Linkカードを買わなくてよい
- チャージも購入手数料も不要
- 紛失しても問題なし
- 日本で作れる
そして、コンタクトレスカードとして個人的に1番オススメなのは「エポスカード」。
海外旅行中の病気やケガなどを補償してもらえるので、旅行に行くなら必須のカードです。
エポスカードを「ピッ」とするだけで、シンガポールの地下鉄やバスにカンタンに乗車できます。
現金で毎回乗車券を購入したり、EZ-Linkカードで毎回チャージしたりするのは手間ですよね。
「まだエポスカードを持っていなかった」という方はさっそく申し込んでおきましょう。年会費は完全無料なので安心です。
旅行まで日程に余裕があっても郵送は届くまで時間のかかる場合もあるので、いますぐ申し込んでおくとよいです。
※店頭受け取りにすれば、旅行日が迫っていても即日発行できますよ。