エジプト旅行を考えているけど、アブシンベル神殿にはどうやっていけばいい?
アブシンベル神殿に実際行った人の話や注意点についても知りたい。
これらの悩みに答えます。
アブシンベル神殿はエジプトを代表する世界遺産の神殿。
エジプトを訪れるならピラミッドやスフィンクスの次に訪れたい候補に挙がることも多いです。
しかし、アブシンベル神殿は首都のカイロやピラミッドのあるギザからはかなり遠い場所にあります。
そこで、今回は実際にアブシンベル神殿へ行ってきた筆者が、アブシンベル神殿の行き方や注意点について解説していきます。
エジプト旅行を考えている方は参考にしてみてください。
本記事の信頼性
- 17歳から個人で海外旅行
- 世界26ヵ国に訪問
- エジプト旅行時にアブシンベル神殿を観光
合わせて読みたい
目次
アブシンベル神殿とは?
建設時期 | 紀元前1260年頃 |
建設者 | ラムセス2世 |
遺跡の種類 | 岩窟神殿遺跡 |
特徴 | 1979年世界遺産登録 |
アブシンベル神殿は、エジプト新王国時代第19王朝の王であるラムセス2世が建設した遺跡です。
正面にはラムセス2世の像が堂々と4体も君臨しています。
実はこのアブシンベル神殿ですが、一度消滅の危機があったのをご存じですか?
1960年代、アスワンハイダムの建設によって水の中に沈む危険がありました。
しかし、ユネスコの呼びかけで世界約60カ国の援助を受け、元の位置より63メートル高く、120メートル西寄りの現在の場所に移設されました!
移設の際には各国の技術者を結集させて800個以上のブロックに分けて行ったそうで、なんと5年もかかっています。
これだけでもかなり見どころがありますよね。
そして、神殿の一番奥に至聖所(しせいじょ)と呼ばれる小部屋があります。
ここには4体の神像が置かれていて、向かって右から太陽神ラー・ホルアクティ、神格化されたラムセス2世、首都テーベの守護神アメン・ラー、メンフィスの闇の神プタハと並んでいます。
1年に2回だけ光が差し込むようで、2月22日と10月22日の2日だけ太陽神ラー・ホルアクティ、神格化されたラムセス2世、首都テーベの守護神アメン・ラーが光輝くと言われています。
しかし、闇の神プタハにはこの日も光が届かないように設計されています。
また、ラムセス2世が4体並ぶ神殿の横にアブ・シンベル小神殿と呼ばれるハトホル神と王妃ネフェルタリに捧げられた神殿も一緒に訪れることができます。
アブシンベル神殿はどこ?
アブシンベル神殿は、アスワンハイダムによって人工的にできたナセル湖のほとりに存在しています。
エジプトの最南端であり、スーダンとの国境にも近いところです。
アブシンベル神殿の行き方
アブシンベル神殿への行き方は大きく3つ存在しています。
- カイロから空路
- アスワンからローカルバス
- アスワンからツアー
アブシンベル神殿の行き方①:カイロから空路
1つ目はカイロからアスワンを経由してアブシンベル空港に向かう方法。
ただ本数が少なかったり、飛行機の価格が高かったりとあまり一般的ではありません。
とはいえ、カイロからは最もラクにアクセスできるので、滞在日数に余裕のない場合はコチラの手段を考えてみるのもいいでしょう。
空港からアブシンベル神殿までは無料バスが出ているので、ほかの人の流れについていけばたどり着くことができます。
空路で向かったの人の記事はコチラで読むことができます。
アブシンベル神殿の行き方②:アスワンからローカルバス
2つ目は南部の都市アスワンからローカルバスを利用して向かう方法。
アスワン市内からアブシンベル神殿までは「EGBUS」という大型バスとミニバスが運行しています。
アスワン北部のバスステーションからバスは発着しています。
バスの情報は少なく、帰りの時間も正確ではないのであまりオススメはできません。
料金は当然安いですが、最近エジプトはいたるところで外国人価格を設定しているのでアブシンベル神殿行きのバスも例外ではないかもしれません。
旅慣れていてどうしてもローカルバスで行きたい方はこちらの記事を参考にしてみるといいです。
アブシンベル神殿の行き方③:アスワンからツアー
3つ目はアスワンからツアーで行く方法。この方法が一番メジャーです。
ぼくもこの方法でアブシンベル神殿へ行きました。
ツアーは泊ってるホテルで予約可能で、ぼくは前日でしたが問題なくツアーを予約できました。
ツアーなので集合時間に間に合うように起きさえすれば自動的に連れていってくれるのでかなり楽でした。
参加したアブシンベル神殿へのツアー詳細
行程
事前情報では4時間くらいで着くとのことでしたが、4時間半~5時間くらいかかりました。
料金
料金は750エジプトポンド(約2,250円)でした。
※アブシンベル神殿入場料金別、往復のバス代のみ。
予約方法
ぼくはホテルについた後、オーナーにアブシンベル神殿のツアーに参加したいと言っただけです。
緩い感じで集合時間と行程が伝えられて、当日までに現金を用意しておきました。
ただ、ホテルの従業員に英語で伝えたり、前日に本当に予約できるのか心配な方は「KKday」というツアー予約のサイトを利用するのがおすすめ。
ガイド付きなのに料金は普通に安いです。
予約をしておけば行きたい日程で確実にアブシンベル神殿に向かうことができますよ。
ちなみに下記のリンクからKKdayに登録すると、割引クーポンがもらえます。
アブシンベル神殿の料金と営業時間
一般 | 学生 | |
アブ・シンベル神殿の入場料 | 615 EGP | 313.5 EGP |
太陽のフェスティバルの日入場料(2/22と10/22) | 915 EGP | 463.2 EGP |
※エジプトの観光地はほぼすべて学生料金が適応(半額になる)できるので、学生の方は必ず学生証を持っていくようにしましょう。
国際学生証ではなく、日本の学生証でもOKです。
営業時間
定休日なし。
- 夏季労働時間:午前6時から午後4時まで
- 冬季営業時間:午前6時から午後4時まで
- ラマダンの営業時間:午前7時から午後3時まで
ラマダン期間は通常よりも営業時間が短いので気を付けましょう。
とはいえ、ツアーで行く場合は特に営業時間を気にしなくて大丈夫です。
アブシンベル神殿の注意点
アブシンベル神殿に行く際にいくつか注意点があるので気を付けましょう。
- 支払いはクレジットカードのみ
- 出発はかなり朝早い
- 年2回は値段が違う
注意点①:支払いはクレジットカードのみ
アブシンベル神殿の入場チケット購入はクレジットカード(VISA,MasterCard)のみ支払い可能です。
※エジプトではクレジットカードでしか支払えない遺跡や世界遺産が多いので気を付けましょう。
個人的には「エポスカード」をあらかじめ作っておくことをオススメしています。
なぜエポスカードなのかというと、無料のクレジットカードにも関わらず海外保険が充実しているから。
海外では日本の健康保険が適応されないので、万が一のときに高額なお金を請求されることがあります。
海外で実際にかかった医療費の例
国 | 事故内容 | 下りた保険金 |
---|---|---|
アメリカ | 嘔吐後に倒れ意識不明となり救急車で搬送。くも膜下出血と診断され25日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。 | 4,661万円 |
アメリカ | 腹痛と下痢のため受診。腹部痛と診断される。 | 1,081万円 |
オーストラリア | 呼吸が苦しく咳の症状で受診。肺気胸と診断され18日間入院・手術。 | 650万円 |
エジプト | ホテルの部屋で倒れ救急車で搬送。脳内出血と診断され18日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。 | 895万円 |
エジプト | 帰国便搭乗時に息苦しさを訴え救急車で現地病院へ搬送。肺炎と診断され12日間入院。家族が駆けつける。 | 415万円 |
もしものときにこんな大金払えませんよね。。せっかくの楽しい海外旅行が最悪なものとなってしまいます。
しかし、「エポスカード」をもっていれば、日本を出国する空港までの交通費をエポスカードで支払う(交通系ICカードへのチャージ&利用でもOK)だけで海外旅行保険が無料で付いてきます。
エポスカードは無料で発行できるのにも関わらず、最高3,000万円まで補償してくれるのでまだ持っていない方は作っておくとよいでしょう。
ちなみに下記のリンクからエポスカードを発行すれば2,000円がもらえてお得です。
≫エポスカードの申し込みはコチラ
(ここからの入会で2,000円ゲット!)
※ただし、公式サイトにも「特典内容が予告なく変更になる場合がございます。」と載っているように特典の減額やキャンペーン自体がなくなってしまう恐れもあるので早めに申し込むのがよいです。
※店頭受け取りにすれば、旅行日が迫っていても即日発行できますよ。
またエポスカードのレビューもしているので合わせて読んでみると◎。
注意点②:出発はかなり朝早い
アブシンベル神殿ツアーの多くは早朝4時ごろに出発します。
もし寝坊した場合は参加できなくなる(返金もされない)ので気を付けましょう。
注意点③:年2回は値段が違う
アブシンベル神殿では、2月22日と10月22日の2日は奥の至聖所に光が届く特別な日です。
この日だけ入場料金が通常よりも高くなるので気を付けましょう。
ただ、偶然この日にいける人はかなりラッキーです!
まとめ:アブシンベル神殿の行き方はツアーが最適!エジプトに行くなら必ず訪れるべき
いかがでしたでしょうか。
今回は、エジプトの代表的な世界遺産である「アブシンベル神殿」への行き方を解説しました。
結論、アブシンベル神殿へはアスワンからツアーを使って行くのが最適です。
ぼくもツアーを使いましたが、悩むことなくスムーズに向かうことができましたよ。
ぼくは前日にホテルで予約しましたが、事前に予約しておきたい方も多いはず。
そんな方は「KKday」というサイトで予約しておくことをオススメします。
ガイド付きなのに料金は普通に安いです。
ちなみに下記のリンクからKKdayに登録すると、割引クーポンがもらえるのでぜひ活用してみてください。
合わせて読みたい